Enigma's Beer Expedition

Enigmaが飲んだビールを写真とともに紹介していくブログです

2016.8.2 No.4-7

一人で味わって美味しいビール、友人と飲めば会話に華が咲き、たくさんの種類が飲める。ということでビア友のお宅でビールを飲んでまいりました。調子に乗って大量に空けてしまったが、一本ずつ書き留めておきます。

1本目、アメリカの醸造所、シエラ・ネヴァダのシエラ・ネヴァダ・ペールエール。この醸造所のHPに行くと、ひたすらホップの画像が出てくるほどホップに情熱を燃やしていることがわかります。そのシエラ・ネヴァダ醸造所の原点であるペールエール。

 

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グラスに注ぐと、オレンジがかった琥珀色で、瑞々しい松や淡い柑橘の香りが広がる。口に含むと、麦の香りと力強いホップを感じる。雑味もあまり感じない調和の取れた味わいがあり、ふんわりとした苦味が余韻を残す。バランスのいい柑橘系ペールエールだと思う。

 

2本目、ベルギーの醸造ブラッスリー・ダシュフのシュフ・ソレイユ150。赤い帽子の妖精が印象的なラ・シュフの姉妹ブランド。そのブラッスリー・ダシュフが日本とベルギーの国交150周年を記念して醸造したビールがこのビール。ラベルには富士山と五重塔が描かれ、お祝いムードに華を添えています。

 

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グラスに注ぐと、黄白色の液色とともに梨や桃、林檎といったフルーティーな香りが広がる。口に含むと、小麦由来の淡い口当たりとともにフルーティーさとスパイシーさが訪れる。余韻にはふんわりとした上品さを残していく。ソレイユの名の通り、太陽の下でさわやかに飲みたいビールですね。

 

3本目、4本目はインペリアルスタウト。ハイアルコールで味わい深いこの種類のビールは、時間を掛けてゆっくりと楽しみました。

3本目は、デンマーク醸造所ミッケラーの黒ブラックインペリアルスタウト。ミッケラーは特定の醸造所を持たない醸造所(?)で、このビールもベルギーのThe Proef breweryというサードパーティー向けに醸造を行う醸造所で作られています。

 

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グラスに注ぐと、漆黒の液色とともに、エスプレッソコーヒーやチョコレートを思わせる濃厚な香りが漂い、否が応でもテンションが上がる。よくかぐとリコリス菓子のような香りとアルコールの香りも感じる。口に含むと、しっかりとした苦味に、レーズンのような甘み、仄かな酸味と木質感のある香りが交じり合う。後味はカラメルのような香りとスタウト特有の深い苦味が残る。しかし、だらりとした印象の後味ではないのがいい。

 

この時点でテンションが上がりまくり、4本目に手を出してしまった。

4本目は前回紹介したスコットランド醸造所、ブリュードッグのパラドックス・コンパス・ボックス。このビールは醸造したインペリアルスタウトを、コンパスボックスというブレンデッドウイスキーを熟成させたオーク樽に放り込んで熟成させた、贅沢な一品。

 

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グラスに注ぐと、黒茶色の液色とともに、ベリーやチョコレート、そしてビールとは思えないような樽の香り。至福の香りをしばらく堪能する。口に含むとまろやかな舌触りとともに、ローストした深いモルトの味わいに支えられて、ベリー、チョコ、バニラ、小豆、樽の香りが押し寄せてくる。後味はすべての味わいが残り、ゆったりと消えていくような印象。始終一貫性してベリー、チョコレート、樽の香りが圧倒的なスペックで訪れる。暴力的な一品。

すごく時間を掛けてゆっくりと楽しみました。